ろ~りぃの食卓

今日は八百屋お七の日だそうである。
八百屋お七と云えば、火事の際に避難したお寺の小姓と恋仲になり、彼に会いたさのあまり、もう一度火事が起れば寺に行けると考えて放火し、その罪で火あぶりの刑に処せらた、実在の娘である。
井原西鶴の『好色五人女』や、歌舞伎文楽などの芸能でさまざまに脚色されて、有名になった。
そんな話とわたいの食卓の献立とは、なんらの関係もない。
野菜が多いのは、いつものことである。
久しぶりに高野豆腐の含め煮を料理った。
なにをカン違いしたか、だし汁が少なすぎ、したがって、かなり濃い味付けになってしまった。
おそらく、前回料理った昭和の煮物の料理法が頭に残っていたのだろう。
おなじ煮物とはいっても、食材によって料理法は異なるものなのである……。

 

献立:玉子麦飯、飛脚玉(えのき、乾燥わかめ)、ブリの煮付け(2切)、高野豆腐の含め煮、ほうれん草と白菜のごま和え、小松菜ともやしのナムル、もずく、納豆、味付海苔