ろ~りぃの食卓

今日は、一世を風靡した『うる星やつら』の主人公:諸星あたるの誕生日である。
今日は水曜日だが、彼が生まれたのは金曜日で、しかも仏滅と重なっており、産声とともに地震が起き、仏壇が倒れたためにパニくって外に飛び出そうとした彼の父親は、鼻緒の下駄を切ってしまった、と、云う。
そんな縁起でもない出生時の逸話がある割には、恵まれた青春を送っているように思う。もっともそれも、傍で見ているからこその感想で、実際本人の身になってみれば、トラブル続きの毎日なのだろうか。それにしては、愉しそうに思えるのだが……。
もちろん、彼の青春とわたいの食卓に並ぶ献立とは、なんの関連もない。
バナナは近所の商店街にある店で買ったものである。
いままでスーパーで買っていたものに比べて、6割がた安く、倍以上のボリュームがある。
昔ながらの商店街とは、意外と、侮れないものである。

 

献立:トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、グレープフルーツ・ジュース、インスタント・コーヒー、プレーン・ヨーグルト、バナナ

豚肉の味噌漬けは、アメリカ産豚肉のロースとんかつ用である。
最初の心積もりでは、国産豚肉の小間切れかバラ、あるいは薄切りロースを使おうと思っていたのだが、100g当たり105円の安さにつられて、こちらにすることにした。我ながらセコイと云うか、貧乏性と云うか……。よく云えば、家計における経済観念が発達してきた、と、云うことであろう。
とんかつ用の肉を使うのは初めてである。上手くいくかどうか不明なため、少々気後れしたが、なにごとも経験である。たとい失敗したとしても、原価が安いのだから、練習の材料用と思えばいいではないか、と、思いなしたのである。
味噌漬けの床は、赤だし味噌を使った。その方が豚肉には合うように思える。

 

献立:白飯(みそかつおにんにく)、豚肉の味噌漬け(1枚)、魚肉ソーセージとピーマンのしらす炒め

しそ昆布または山椒昆布は昼食(弁当)の御飯に添えて、おにぎりの具には壺味噌を入れようと思っていたのだが、なぜか今日も、しそ昆布と山椒昆布の具になってしまった。
わたいの頭は、いったんインプットすると、容易に切替が利かないものとみえる。とりわけ朝の、寝呆けていて、なおかつせわしないときは、なおさららしい。
そんなわけで、昼食(弁当)の御飯には、みそかつおにんにくを添えることになった。

中身:まぶし…しらす、具…しそ昆布、山椒昆布

豚肉の味噌漬けが、思いのほか、旨かった。これは近来稀なヒット作である。
問題は、みそ床が1回しか使えないのか、あるいは何回かは使えるのか、である。
粕漬けの粕床は、半年は保つそうなのだが……。
1回しか使えない、と、なると、これはいかにも、勿体ない。

 

献立:玉子白飯、飛脚玉(えのき、乾燥わかめ)、ほうれん草と白菜のごま和え、小松菜とベーコンの醤油炒め、高野豆腐の含め煮、豚肉の味噌漬け(1枚)、納豆、もずく、味付海苔