乃木大将夫妻殉死の日のひとりめし

乃木将軍程、毀誉褒貶の烈しい軍人も珍しい。人格者、軍神、と、崇め奉られるかと思えば、凡将、愚将、軍人としては不向きな性格、と、叩かれる。
いずれにしても、日露戦争時における、旅順攻略戦、とりわけ二百三高地攻撃の際の評価が、そのまま、乃木将軍の評価に連なっているようである。
乃木将軍を否定する見方は、主に司馬遼太郎氏の作品とともに拡まって行ったように思う。
ただいずれにせよ、乃木将軍が仁者、人格者、高潔の士、等々であったことまで否定する人は、あまりいないようである。
昭和天皇も幼少時、その偉大な人格から、多大な感化を受けた、と、述べられている。
その乃木将軍が、明治天皇崩御の後を追い、夫人とともに殉死したのが、1912年の今日である。
もちろん、そのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関係もない。
いつもながらの、相も変らぬ品々である。ただ、バナナが2本になったくらいが、変化である。
それにしても、乃木将軍夫妻は、殉死のこの日、どんな食事を摂ったのだろう?

 

献立:トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ(小2本)

茄子のからし漬けがなくなった。先日来、料理ろう、料理ろう、と、思いつつ、いまだに試みていない。この分では、年内に挑戦できるかどうか、はなはだ心許なくなってくる。
鶏肝の生姜煮が、これでなくなった。約300g買ったのだが、それでちょうど3食分である。と、云うことは、1食当たり、100g見当か。昔は500gくらい、平気で食べたものだが、やはり齢とともに、食べられる量は減っているものとみえる。
いや、いまでも、食べようと思えば、1食250gくらいは、食べられるかな?
どうも、小松菜と油揚げの煮びたしの味がいつもと違う、と、思ったら、ごま油を加えていたことを思い出した。いつも定まった手順通りに料理っているので、たまに違ったことをすると、忘れてしまうものとみえる……加齢による忘却でないことを願いたい。

 

献立:麦飯(茄子のからし漬け)、鶏肝生姜煮、小松菜と油揚げの煮浸し

簡単で旨くて安くて栄養があって……と、くれば、これはもう、当然、お気に入りにならざるを得ない。
そんなわけで、冷しゃぶと冷奴、そして、野菜サラダである。
気張って宣言したわりには、どれも今夏はあまり食していないような気がする。
そうこうしているうちに、本格的に秋になると、また煮物系が復活してくる。
もっとも、無精者のわたいのことである。いったんクセがつくと、なかなか切り替えが利かないので、当分このままいくかもしれないが……。

 

献立:玉子麦飯、冷しゃぶ、野菜サラダ(レタス、キャベツ、胡瓜、トマト、もやし、ニラ…クリーミーオニオンドレッシング)、冷奴、納豆、味付海苔