七五三の日のひとりめし

今日は七五三の日である。
七五三とは、子供の健やかな成長を願って行われる全国規模の年中行事である。
その発生は意外に新しく、元和元年と云うから、1681年のことである。
徳川幕府第5代将軍綱吉の長男、上州舘林城主である徳川徳松の健康を祈って行われたのがそもそもの始まりである、と、云うのが、定説らしい。
七五三と云えば千歳飴だが、これは文字通り、「千歳」に及ぶ子の長寿健康を祈願して、親が子に与えるものである。
もちろん、そのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関係もない。
千歳飴もなければ、子もいない。相変わらずの献立である。

 

献立:トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ

さばの塩焼きは、昨日近所のスーパーで買って帰ったものである。
定価の30%引だった。「割引」と云う言葉に惹かれるようになって久しいが、最近ではむやみに飛びつかない自制力も、わずかながらに、養われてきたようである。
ただ今回ばかりは、魚類の高騰が口の端にのぼることゆえ、ついつい飛びついてしまったとしても、万やむを得ぬものがあるであろう。それにしても、この量はいささか多かったかも知れない。
茹で人参は、以前に湯掻いて、冷凍保存しておいたものである。ブロッコリと云い、人参と云い、一度湯掻いて冷凍保存しておける食材は、まことに調法なものである。

 

献立:麦飯(ピリ辛きゃら蕗)、さばの塩焼き(2切)、茹で人参

今日は母者が来てくださった。
したがって、お菜はすべて、母者のお手製である(もちろん、インスタント味噌汁と、味付海苔はちがうが)。
母者はついつい料理りすぎるようで、わたいはついつい食べ過ぎてしまう。
いくつになっても親から見れば、子どもは子ども、であるようだ。

献立:玉子麦飯、インスタント味噌汁(乾燥わかめ)、かきあげ、コロッケ(4個)、かぶらの漬物、胡瓜もみ、味付海苔