真珠湾攻撃の日のひとりめし

あの時から、75年の歳月が経つ。
云うまでもなく、日本海軍による米真珠湾攻撃が行われた日である。
歴史となるには短いが、関係者にとっては長い歳月であろう。
もっとも、音楽好きな人にとっては、今日は“ジョン・レノンの命日”と云う印象の方が強いだろう。それからでも、36年の歳月が流れている。
往時茫々、只夢の如し……とは、過ぎし日々を回顧してよく口にされる言葉であるが、如何に過去のこととは云え、忘れられぬことは多く、また、忘れてはならぬことは、それ以上に多い。
日本海軍による米真珠湾攻撃も、そのうちのひとつであろう。
もっともそのことと、わたいの食卓を飾る献立とには、なんらの関連もない。
いつもながらの献立である。
それにしても75年前のこの日、攻撃に向かう日本軍人たちは、そして奇襲された真珠湾の米軍人たちは、いったいどのような朝食を喫したのであろうか?

 

献立:トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、トマト・ジュース、バナナ(3本)

豚肉の生姜焼きがお気に入りであることは昨日も記したが、考えてみれば、豚肉は滋養にもなり、味もよく、調理方法もさまざまであり、まことに重宝な食材である。
にもかかわらず、その提供元(?)である豚は、ののしられることが多い。
悪口を云うにも、よく引き合いに出される。
まったく非礼極まりない。忘恩も甚だし、で、ある。
そう云えばカボチャにも、“ひょっとこ、南瓜、カボチャ”などと云う罵り言葉があった。
省みればわたいも、豚やカボチャに限らず、食材を罵り言葉に用いたことがあった。深く恥じるとともに、緊く慎まねばなるまい。

 

献立:麦飯(しらすふりかけ)、豚肉生姜焼き、カボチャの煮物

我ながらよく食うものである。これでも減らしているつもりなのだが、通常の人から見れば、多い方かもしれない。
とりあえず、野菜は7種、昼食のカボチャと玉葱を入れると、9種は摂っていることになる。
動物性タンパク質は、昼食の豚肉に、晩食の玉子、鮭、である。
植物性タンパク質は、納豆。
解らないのが、糸こんにゃくと油揚げ、それに味付海苔である。
あまり神経質になる必要はないだろうが、一応、栄養価のことも考えておくに 如くはなかろう。

 

献立:玉子麦飯、粕汁(鮭、大根、人参、糸こんにゃく、油揚げ、ちくわ、もやし、ニラ、貝割)、ほうれん草と白菜のごま和え、納豆、味付海苔