小寒の日のひとりめし

今日は小寒である。これからいよいよ寒さが厳しくなる。正月3が日は春のような陽気だったが、昨日あたりから、冬らしい寒さが戻ってきたようだ。
だから、と、云うわけでもないが、若干、献立に変化がみられる。
もっとも、ジュースとバナナがないのは、年末年始の間に切らしていたためである。
その代わり、と、云ってはなんだが、卵を2個から3個にした。いつものよりも小ぶりなので、3個でも丁度いいくらいである。
寒くなってきたので、ポタージュを出した。もちろん、粉末をカップに入れて、お湯を注ぐだけの、インスタントである。

 

献立:トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(3個)、プレーン・ヨーグルト、コーンクリーム・ポタージュ

じつに久しぶりの白飯、いわゆる銀シャリ、である。
日頃麦飯ばかりを食べつけていて、久しぶりに白飯を見ると、まさに玲瓏たる新雪に覆われた銀嶺の如くに輝く美しさに、心が清々しくなる。“銀シャリ”とは、いみじくも名付けたものである。まさしく、贅沢の極み、と、云う気がする。
ブリの素焼きは一昨日焼いたものである。ビタクラフトのフライパンにクッキング・シートを敷き、そのままブリの切身を乗せて、中~弱火で焼く。実に手軽で、料理とも云えないくらいである。
それでも味は旨いし、なによりブリは、今頃が旬の時期である。魚好きのわたいとしては、是豈食せん哉、である。
カボチャは、旬ではないが、冬季に不足しがちな栄養素を豊富に含んでいる。なにも冬至のとき以外に食してはならぬ、と、云う法もなかろう。

 

献立:白飯(海苔と野菜のふりかけ)、ブリの素焼き(1切半)、カボチャの煮物

粕汁は、云わずと知れた、昨日の残り物である。
精確に云うと、昨日、今日の分まで、料理っておいたのである。
いったん取り出しておいた野菜を再投入したので、いささか生硬かったのはやむを得ない。しかしそれがどうあろう。野菜とは本来、生でも食べられるものなのである。
カボチャの煮物は、冬場のお気に入りである。手軽に料理れて、滋養があって、味がよくて、廉価で、云うことなし、である。唯一の欠点は、葉緑素に欠ける、と、云うところである。
しかしその点は、他のお菜でカヴァーすればよい。今回はできなかったが……。

 

献立:玉子麦飯、粕汁(鮭、鰯のつみれ、大根、人参、白菜、糸こんにゃく)、カボチャの煮物、納豆、味付海苔