賽が投げられた日のひとりめし

紀元前49年の今日、ローマの将軍、ガイウス・ユリウス・カエサル(いわゆるジュリアス・シーザー)が、元老院の命令を無視してルビコン川を渡り、イタリアに侵入した。その際にシーザーが放った言葉が、有名な──
「賽は投げられた(alea iacta est)」
である、と、伝えられる。
なにか重大なことを決断し、実行に移す際の言葉として、我が国の──
「敵は本能寺にあり」
と、並んで、よく使われる(?)言葉である。
もちろんそのことと、わたいの弁当のおかずとには、なんらの関連もない。
久しぶりにブリ大根を料理った。ブリも大根も、いまが季節である。それにしては、今季は手掛けるのが遅かったような気がする。まぁ、かならず料理らねばならないというワケのものでもない。まだまだ寒い季節は続く。ボチボチ、料理り続けて行こう。

 

献立:白飯(海苔とかつおのふりかけ)、ブリ大根、カボチャの煮物

そんなわけで、粕汁であるが、冷凍保存しておいた玉葱を入れるのを忘れてしまった。おまけに水の分量が多く、汁が半分くらい残ってしまった。
やむを得ない。明日は具材をレンチンして、残った汁の中に入れて温めることにしよう。こんなときにも、電子レンジは重宝である。
それにしても、今日びの電子レンジは、“チン”なんて音、しないよなぁ。

 

献立:玉子麦飯、粕汁(鮭、鰯のつみれ、大根、人参、白菜、長ねぎ、糸こんにゃく、油揚げ、ニラ、もやし、貝割)、ほうれん草と白菜のごま和え、納豆、味付海苔